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お知らせ
今回から「災害」をテーマに病院のBCPに関連した情報をお伝えしたいと思います。
災害時には通常診療も困難な中で被災患者への医療需要が発生し、平常時を上回る医療供給が求められます。東日本大震災において石巻赤十字病院では、最大で通常の外来患者数の20倍の被災患者が搬送され、発災から3週間後でも通常の5倍の患者が搬送されたそうです。この数字を見ると、災害時にトリアージ、治療、入院、搬送に対応できる空間や設備を確保しておくことの重要性がわかります。
下の写真は空間の用途転用により患者受入れスペースを確保できるように設計した事例です。
■医療ガス設備が設置された外来ホールに隣接した大会議室
■有事には病棟として転用可能な研修施設
写真のように広いスペースが確保できない場合でも、外来ホールや廊下の各所に非常用医療ガス設備を設置したり、待合室のソファを簡易ベッドに転用できるものに更新するといった設備面での工夫によりキャパシティを拡張させることも可能です。
医療福祉施設のBCP策定に際して、建物や設備に関する課題がございましたらリイルホスピタルへお気軽にご相談下さい。
【参考文献】
病院の安全・安心における事例集/一般社団法人日本建築学会
大規模地震発生時における災害拠点病院の事業継続計画(BCP)策定ガイドライン
新着情報一覧
Section4 災害 #1 災害時の患者受入れスペースの確保